深谷教育の目指すもの ~立志と忠恕の深谷教育~
深谷市教育委員会
教育長 片桐雅之
子供たちの夢と学びのふるさと「深谷」の地にあって、人々の根底に流れているもの、それは「立志(夢とこころざし)」と「忠恕(まごころと思いやり)」の精神です。これは、郷土の偉人渋沢栄一翁が生涯貫いた生き方そのものであり、その心を受け継いだ教育を深谷市の各園及び学校等で進めています。
『立志と忠恕の深谷教育』~この理念は、この深谷の地に根差し、これからも変わらず、大切にしていくべき不易なものであると考えます。ゆえに、深谷市教育委員会では、この根本理念を常に心に留めながら、様々な教育活動を全面的に展開してまいります。
具体的には、目指す子供像を育成するために「深谷の子6つの誓い」の取組を進めてまいります。
『立志の精神』として、3項目。
・私は夢に向かって努力します。
・私は、毎日勉強します。
・私は、たくさん挑戦、体験します。
『忠恕の心』として、3項目。
・私は、すすんであいさつします。
・私は、脱いだくつをそろえます。
・私は、心のこもったことばをつかいます。
あわせて6つの項目を子供たちが「誓い」として立て、日々実践していく行動目標として、子供たちの夢やこころざし、まごころや思いやりを育む教育を推進してまいります。
また、昨年度策定した「第3期深谷市教育振興基本計画」において、『立志と忠恕の深谷教育』の実現に向けて「夢・志と生きる力」「共生と支え合い」「生涯の学びと活躍」の3つの視点を柱としております。全ての子供たちの「生きる力」を育むとともに、全ての人が社会の担い手として、一人一人が自己肯定感を高めながら生涯にわたって活躍できる社会を目指し、この計画を学校、家庭、地域等と連携・協働し、着実に推進してまいります。