謹んで新春のお慶びを申し上げます。
日ごろから深谷市の教育行政及び教育活動に対して、ご理解・ご協力を賜り、深く感謝申し上げます。
さて、昨年は、7月3日に郷土の偉人である渋沢栄一翁の新一万円札が発行された年でありました。
深谷市教育委員会では、栄一翁の「立志と忠恕」の精神を受け継ぐ取組として、「深谷の子 6つの誓いの日(6/6)」「栄一翁に学びひたる日(7/3)」「渋沢翁語らいの日(11/11)」「ふるさと ふかや・渋沢学 フォーラム(11/12)」「栄一翁みらい宣言(12/8)」などを実施してまいりました。
今年も各園及び学校において「ふるさと教育」を推進し、郷土の歴史や人物、地域の変遷や現在の状況等を学びながら、「人と関わり合い、人と響き合う 未来を担う人づくりプロジェクト」を充実させ、「ふるさと深谷が大好きな子供たち100%」を目指した取組を進めてまいります。
また、教育施設の環境整備においては、県内最大級の「幼稚園・こども館複合施設」の建設の着手、市立中学校体育館のエアコン設置に向けた設計の開始、生涯学習活動や地域活動の新たな拠点となる複合施設「ワモア川本」の開設、国指定の重要文化財である、ホフマン輪窯6号窯の耐震補強工事の推進など、多くの施設整備を進めることができました。
特に、ホフマン輪窯6号窯では、輪窯内で、映像を駆使した展示や飲食ができるように整備を進めるとともに、管理活用棟の設計に着手し、文化財の活用にとどまらず、市の観光拠点として地域の発展につながる施設として整備してまいります。
深谷市教育委員会では、今後も子供たち一人一人を大切にする教育活動に全力で取り組んでまいりますので、引き続き、市民の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとりまして幸多き年となりますことをご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
深谷市教育委員会教育長 片桐 雅之